屈斜路湖 和琴半島
2019.11.04
屈斜路湖オヤコツ地獄
自然の驚異オヤコツ地獄
 屈斜路湖和琴半島先端。赤茶けた地肌をみせている一帯は地熱があり、水辺には多数の噴気孔があって温泉も吹き出しています。
 昔はもっと活発だったようで、1858(安政5)年3月にここを訪れた松浦武四郎は「噴出する炎は夜も照り輝き昼のように見え、その響きは遠くまで聞こえる」と書いています。
 このような自然の驚異を感じる土地を国立公園に指定しようとする動きは、1870年にアメリカのイエローストーンにおいて間欠泉が発見された探検からです。武四郎も同じような感動を覚えたことでしょう。

屈斜路湖和琴半島の展望台
屈斜路湖和琴半島の展望台
 屈斜路湖、和琴半島先端部の展望台です。正面に見えるのは藻琴山(999m)です。すぐ下にオヤコツ地獄があります。

屈斜路湖に生き残るミンミンゼミ
屈斜路湖に生き残るミンミンゼミ
 屈斜路湖和琴半島。7月中旬から9月中旬、北海道では珍しいミンミンゼミの鳴き声が聞かれます。ミンミンゼミは、暖地系の昆虫で本州以南では普通に見られますが、北海道では南部や定山渓のほかには、この和琴半島に生息するだけです。このため、「和琴ミンミンゼミ発生地」として国の天然記念物に指定されています。
 ミンミンゼミは、最後の氷河期が過ぎ北海道が温暖になった時代には、道内に広く分布していました。その後再び冷温になり、大部分は絶滅しましたが、火山活動で地温が高いこの半島に一部が取り残されたと考えられています。


- CafeLog -